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〒891-0141 鹿児島市谷山中央

中's ギャラリーgallery 2018年冬~2018年秋掲載


 2015年初夏のヨーロッパ旅行で撮影した観光地の写真が中心です。

2018.12.9掲載 アラブ首長国連邦 アブダビ エミレーツパレスホテル

 2015.7.5撮影
 アラブ首長国連邦 アブダビ エミレーツパレスホテル エミレーツパレス(Emirates Palace)ホテルはアラブ首長国連邦の首都アブダビにある高級ホテルで、自称では7つ星ホテルですが、公式では5つ星となっています。2005年3月に開業され、アブダビ首長国自体が所有していたそうですが、2007年にケンピンスキー・グループが所有するようになったようです。85ヘクタールの庭園や高さ80m、114のドーム、394室の客室が備えられています(写真左下)。また、1.3kmの巨大プライベートビーチもあるそうです。宮殿のような外観のホテルですが、入館できるのは通常は宿泊者、もしくはレストランや館内の施設を利用する人だけだそうです。ただし、ホテル内の「ル・カフェ」を利用することで、簡単に入れるようで(写真右)、我々もアフタヌーンティー(写真右上)で満喫しました。

2018.12.2掲載 アラブ首長国連邦 アブダビ エティハド・タワーズからの眺め

 2015.7.5撮影
 アラブ首長国連邦 アブダビ エティハド・タワーズからの眺め エティハドタワーズは、アラブ首長国連邦の首都アブダビに 5つの塔がある建物の総称です。ドラマチックな建築的メッセージを備えた5つのタワーは、住民や観光客のために街の全景とアラビア湾の眺めを楽しんでいただくこと、および生活、仕事、滞在、買い物、食事の場を提供しています。 豪華な体験をしていただくために、3つのレジデンシャルタワーと高さ280メールの5つ星ホテル、ジュメイラ・アット・エティハド・タワーズ・ホテルがあります。 さらにタワー2の74階には、オブザベーションデッキ・アット300があり、他では味わうことの出来ない都市景観と島の眺めを楽しむことができます。

2018.11.25掲載 アラブ首長国連邦 アブダビ シェイク・ザイード・グランド・モスク

 2015.7.5撮影
 アラブ首長国連邦 アブダビ シェイク・ザイード・グランド・モスク アラブ首長国連邦(アラブしゅちょうこくれんぽう、アラビア語: الإمارات العربية المتحدة‎)、略称UAE(英: United Arab Emirates)は、西アジア・中東の国です。アラビア半島のペルシア湾(アラビア語圏ではアラビア湾と呼ぶ)に面した地域に位置する7つの首長国からなる連邦国家です。首都はアブダビ。東部ではオマーンと、南部および西部ではサウジアラビアと隣接しています。カタールとは国境を接していないものの、カタールとの間のサウジアラビアの一部地域の領有権をめぐり論争になっています。
 シェイク・ザイード・グランド・モスクはUAE建国の父、ザイード・ビン=スルターン・アール=ナヒヤーンにより、10年もの歳月と500億円以上の費用を投じて建設されたグランド・モスクだそうです。白亜に光り輝くその外観やスワロフスキー製の7億円のシャンデリア、世界一大きいペルシャ絨毯など、想像を超えた豪華さに圧倒されます。内部はイスラム教徒でなくても見学可能なので、UAEを訪れたらにぜひ見学してみてください。

2018.11.18掲載 クロアチア ドブロヴニク 港側から見た旧市街

 2015.7.4撮影
 クロアチア ドブロヴニク 港側から見た旧市街 ドブロヴニクは16 世紀に完成した巨大な石の壁に囲まれた独特な旧市街で知られています。港側から見ると、スルジ山から見るのとは違った感じで城壁(厚さ5m、高さ20m、全長1900m)に取り囲まれているのが判ります。
 写真には左から一部のみ写っている聖イヴァン砦(海洋博物館)、旧市街で最も高い位置にあるミンチェタ要塞、塔が見えるルネサンス様式のスポンザ宮殿などが見て取れます。また、右奥の山がスルジ山です。

2018.11.10掲載 クロアチア スルジ山から見たドブロヴニク

 2015.7.3撮影
 クロアチア スルジ山から見たドブロヴニク ドブロヴニクの旧市街を一望できるスルジ山(クロアチア語: Srđ、英語: Srd MountainまたはMount Srdj)は、クロアチア・ダルマチア地方のドブロヴニクの町の背後にある山で、標高は412m、1806~1816年にナポレオン軍が占領中に建設した帝国要塞(Fort Imperial)と白い十字架があり、1991~1995年のセルビアとの独立戦争では主戦場の一つであった場所です。戦争中から中断されていたケーブルカーも2010年に再開されて、歩いても登れる頂上からは、眼下にドブロヴニクの町とアドリア海、遠くの海に浮かぶ島々を眺めることができます。

2018.10.15掲載 モンテネグロ ペラスト

 2015.7.3撮影
 モンテネグロ ペラスト ペラストの一番の見所といえば、町の沖に浮かぶ2つの小さな島です(写真)。左(南)側は聖ジョージ島(Ostrvo Sveti Đorđe(セルビア・クロアチア語)、Saint George(英語))、右は岩礁の聖母島(Gospa od Škrpjela(クロアチア語))です。 聖ジョージ島には12世紀から聖ジョージ・ベネディクト会修道院あり、ペラストの古い貴族の墓地や、さらにはコトル湾地域全体の墓地があるそうです。岩礁の聖母島は岩や岩を載せた船を沈めて造った防御用の人口島で、1630年に建設され、1722に改修されたローマカトリックの岩礁の聖母マリア教会(Chiesa della Madonna dello Scalpello(イタリア語)、 Church of Our Lady of the Rocks(英語))があります。 「岩礁の聖母マリア教会」は15世紀頃、ある漁師がこの場 所にあった小さな岩礁に聖母マリアのイコンが流れ着いているのを見つけ、その岩礁を聖なる土地として十字架を立てたのが始まりだそうです。その後、町の 人々が岩礁の周りに岩などを沈めて少しずつ埋め立てて、現在のような島の姿となったそうです。島へは船で渡ることができ、絵画で埋め尽くされた内部を見学することができます。 島へはペラストからボートが出ており、5分程の短い時間ではありますが、コトル湾クルーズを楽しむことができます。

2018.10.7掲載 モンテネグロ コトル

 2015.7.3撮影
 モンテネグロ コトル コトル(モンテネグロ語・セルビア語: Kotor/Котор,クロアチア語: Kotor,イタリア語: Càttaro,ラテン語: Acruvium,古代ギリシア語: Ἀσκρήβιον)は東ヨーロッパ・モンテネグロの都市および基礎自治体で、コトル湾の最深部南端の静かな場所に位置しています。ビザンチン帝国、セルビア、ヴェネツィア共和国などに支配されながらも繁栄し、ローマ・カトリックとギリシャ正教会の文化圏が重なっているコトルには両方の教会が建てられています。 そんなコトルは4つの教会、城壁、海洋博物館、1602年に建てられた中央広場の大時計など代表的な見どころと、歴史上重要な建築様式や建築物群、文化、伝統、美しい景観などが評価され、1979年に「コトルの自然と文化歴史地域」として世界文化遺産に登録されています。特に、総延長4.5kmの長さをほこる古代の城壁は市街地を見守るように後方の山にそびえており(写真右後方)、コトルの街並みやコトル湾を一望におさめることができます。

2018.9.30掲載 モンテネグロ ブドバ

 2015.7.3撮影
 モンテネグロ ブドバ ブドバ(セルビア語:Budva/Будва、イタリア語:Budua)は、アドリア海に面したモンテネグロの南西部の都市でブドバ基礎自治体の中心地です。周囲は海岸であり、海岸保養地として知られるブドバンスカ・リヴィエラ(Budvanska Rivijera)と呼ばれるモンテネグロ観光の中心地です。砂浜、多様なナイトライフ、地中海建築群の秀例で知られています。ブドバはおよそ2500年の歴史を持ち、アドリア海沿岸の都市でも古いものの一つで、古代ギリシャ、古代ローマの町があったほか、4世紀にわたってベネチア共和国の支配下に置かれていたそうです。旧市街(写真後方)はオスマン帝国の侵略に備えて造られた城壁に囲まれ、聖イバン教会(写真左側)、聖マリア教会などの中世の歴史的建造物が残っている場所でした。

2018.9.24掲載 クロアチア ドブロヴニク 夜のプラツァ通り

 2015.7.2撮影
 クロアチア ドブロヴニク 夜のプラツァ通り ドブロヴニク(クロアチア語: Dubrovnik、イタリア語: Ragusa、ラテン語: Ragusium)は、クロアチア、アドリア海沿岸のダルマチア最南部に位置する都市及び基礎自治体で、ドゥブロヴニク=ネレトヴァ郡の郡都である。日本語でドブロブニク、ドゥブロヴニクとも表記されます。ボスニア・ヘルツェゴビナの唯一の海港であるネウムが回廊状態で分断しているため、クロアチア本土とは陸続きではなく、飛び地になっています。 1979年に世界遺産に登録された旧市街は「アドリア海の真珠」とも謳われる美しい町並みを誇り、アドリア海沿岸でも傑出した観光地として、多数のクルーズ船が寄港する他、地中海各都市とフェリーで結ばれドブロヴニク=ネレトヴァ郡の中心都市となっています。
  ドブロヴニクは歴史的に海洋貿易によって栄えた都市で、中世のラグーサ共和国はアマルフィ、ピサ、ジェノヴァ、ヴェネツィアなどと共に5つの海洋共和国に数えられ、アドリア海東側では唯一のライバルである都市国家はヴェネチア共和国だけだったそうです。巧みな外交術と豊富な富に支えられ15世紀から16世紀にかけてはとくに発展しています。1970年代、恒久的に戦争による破壊から守るために非武装化されたが、1991年のユーゴスラビア崩壊に伴う紛争でセルビア・モンテネグロ勢力によって7ヶ月間包囲(ドブロヴニク包囲)され砲撃により多大な損害を蒙っていました。
 プラツァ通りは旧市街の中央にある大通りで、城門のピレ門からスポンザ宮殿・大聖堂(写真右下)へと続く旧市街のメインストリートになっています。

2018.9.8掲載 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ モスタル

 2015.7.2撮影
 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ モスタル モスタル(ボスニア語: Mostar、クロアチア語: Mostar、セルビア語: Мостар)はバルカン半島に位置するボスニア・ヘルツェゴヴィナの小さな町です。ヨーロッパとは思えないようなオリエンタルな雰囲気が漂うこの町は歴史的、地理的背景より古くからイスラム教徒とカトリック教徒が共存してきた町です。世界遺産にも登録されているモスタルの旧市街には、エキゾチックで美しい景色が広がっています。
 モスタルのシンボルである石橋「スターリ・モスト橋」(写真中央)。 現地の言葉で「古い橋」という意味のこの橋は、町がオスマン・トルコ帝国に支配されていた16世紀に建設されました。橋の西側にはクロアチア系(カトリック教徒)住民が、東側にはイスラム系の住民が生活をしており、長い間橋を行き来し平和に共存をしていました。しかし、1991年に勃発した旧ユーゴスラビア内戦、「民族紛争」とも呼ばれるこの内戦では、領土内に住むクロアチア系住民、イスラム系住民、セルビア系住民により血を血で洗う抗争が繰り広げられたそうです。民族が入り混じるこの町は泥沼の戦いに巻き込まれ、多くの住人が命を落し、両民族の平和を見守り続けてきたスターリ・モスト橋も爆破されたそうです。そんな悲しい過去を持つスターリ・モスト橋ですが、戦後、両民族の努力により2004年に再建され、町ももとの平和で美しい姿を取り戻していました。

2018.9.2掲載 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ ポチテリ

 2015.7.2撮影
 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ ポチテリ ポチテリ(Pocitelj)は、ボスニア・ヘルツェゴビナ南部のクロアチアとの国境近くの小さな村で、ネレトバ河川沿いにあります。 16世紀から17世紀にかけてのオスマン建築が林立していたものの、紛争中の1993年にクロアチア人の武装勢力によって大規模に破壊されました。イスラム教徒のボシュニャク人の追放とイスラム建築の破壊の後、近くの道路沿いにはクロアチア人を象徴して巨大な十字架が掲げられました。 かつて南東ヨーロッパで最古のアート・コロニーだったポチテリは、多くの芸術家に芸術活動の場を提供してきたそうです。
 写真は丘陵にある要塞跡からネトレバ川沿いの様子を撮影したものです。写真には岩陰になって写っていませんが、左側にある塔の手前にはモスクが建っていました。

2018.8.26掲載 クロアチア プリトヴィッツェ湖群国立公園

 2015.7.1撮影
 クロアチア プリトヴィッツェ湖群国立公園 前回はプリトヴィツェ湖群国立公園の下流下流側の写真を中心に掲載しましたので、今回は上流側の写真を掲載しました。お昼は当地の名物マスのグリルを堪能することができました(写真左中)。

2018.8.19掲載 クロアチア プリトヴィッツェ湖群国立公園

 2015.7.1撮影
 クロアチア プリトヴィッツェ湖群国立公園 プリトヴィツェ湖群国立公園は、クロアチアの国立公園の1つであり、ボスニア・ヘルツェゴビナ国境に近いプリトヴィツェ湖群市(Plitvice Lakes municipality)に位置しています。大小16の湖と92の滝がエメラルドグリーンの幻想的な景観を作り出しており、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。プリトヴィツェ湖群は一般にディナル・アルプス山脈と呼ばれる山地に点在するカルスト地形の1つで、三つの山々 の山間に広がるプリトヴィツェ台地に位置しています。 16の湖は、山間から流れ出てくる水が標高636mから503mまで、およそ8kmにわたって南北方向に流れる中で形成されており、上流の湖群と下流の湖群があります。湖群はおよそ2km2に渡って広がり、一番大きな滝は下流のプリトヴィツェ川が流れ込んでできた大滝(78m)(写真左)で、 湖群の最下流にある湖からコラナ川(Korana)に流れ出します。 一帯の地質は主にドロマイト(白雲岩)と石灰岩のカルストからなり、このことが際立って特徴的な景観が生まれる素因となっているようです。湖群には、コケ類、藻類、バクテリアなどの光合成が関与して生まれた石灰質堆積物(石灰華)の自然のダムがあり(写真右)、植物片を混じえた堆積物は年々積み重なり、年1cmの割合で堆積物のダムが高くなっていくそうです。 湖群は紺碧、紺青、灰色など、目を見張るような色合いをもち、水の色はミネラルや有機物の量、あるいは日照の角度などによって絶え間なく変化していきます。
 前回(2006年7月)の訪問では時間の都合で上流側しか散策できなかったので、今回は下流側から散策を開始し、全体を周ることができました。

2018.8.12掲載 オーストリア インスブルック

 2015.6.30撮影
 オーストリア インスブルック インスブルック(Innsbruck)は、オーストリア共和国の都市で、チロル州の州都で、市街部の標高は約574mです。風光明媚な観光地として、またウィンタースポーツの地として世界的に知られており、1964年と1976年に冬のオリンピックを開催したことでも知られています。インスブルックという地名自体が、「イン(川)の橋」という意味ですが、イン川沿いに位置しています。ドイツに至るためのアールベルク峠、イタリアに至るためのブレンナー峠に近いため、交易上の中継都市として重要な役割を果たしていたそうです。近隣の都市としては、約95キロ北にドイツのミュンヘン、約85キロ南にイタリアのボルツァーノが位置しています(直線距離、実際の走行距離はブレンナー峠を越えて118km)。
 旧市街には黄金の小屋根(de:Goldenes Dachl)と呼ばれるバルコニーがあります(写真左下)。マクシミリアン1世がチロル公国を継承後、6年目の1496年にこの建物を完成させ、バルコニーから祭りを見物したそうです。この屋根には2,657枚の金の瓦が使用され、当時のチロルの富と繁栄の象徴となっていたそうです。

2018.8.5掲載 神奈川県 横須賀市 猿島

 2018.7.25撮影
 神奈川県 横須賀市 猿島 猿島は東京湾に浮かぶ、唯一の自然島で、横浜スタジアムのグランドの約4倍の大きさがあり、 三笠桟橋からの約10分の船旅で気軽に訪れることができます。 島では 釣り・海水浴・バーベキューなど、四季を通してアウトドア・アクティビティを楽しめる場所です。しかし、何といってもこの島が有名なのは、「要塞の島」として旧海軍における 東京湾を守る要の役割をしていたということです。当時は一般人の立ち入りが禁止されていたため、貴重な自然や歴史遺産が残されたことにより、平成27年に「国史跡」に指定されています。 桟橋横のビーチからわずか2,3分歩けば、そこはもう要塞エリア。突如あらわれる重厚な雰囲気に、思わず息をのんでしまいます。兵舎、砲台、そして長いトンネル。なかでも〝フランス積み〟という方式で積み上げられたレンガの建造物は、日本に数カ所しか現存していない貴重なものなのだそうです。 島内には緑深い木々のなか、レンガ積みのトンネルや砲台跡などの旧軍施設が残っていて、ちょっとした探検気分が味わえます。
 このような場所だけに、仮面ライダーのショッカー基地として撮影が行われており、そのことで知っている人も多いようです。

2018.7.29掲載 イタリア ドロミティ ファローリア

 2015.6.29撮影
 イタリア ドロミティ ファローリア コルチナ・ダンペッツォ(写真下:中央の3枚)のバス・ターミナル(写真下中央)の東側にも大型ロープウェイが架かり、標高3,200m級のソラピッス山系の中腹棚のように広がる標高2,100mファローリア高原 (Faloria) へ延びています。草原と針葉樹林のこの高原も雪の季節は中級クラスの素晴らしいスキー・ゲレンデとなり、一方、春~夏~秋にはソラピッス山系へのルートを目指すトレッキングやハイカーに人気が高いスポットです。 ファローリア高原からは、コルチナ・ダンペッツォの街を越えて向こう側にどっしりとしたトファーナ峰(写真上:左側の山)、さらに北方へ視線を移せば針葉樹林帯を越えて、ノコ歯状の険しい山容を誇る標高3,221m クリスタッロ峰とその連山(写真上:右側、写真下右)が手に取るように眺められます。トファーナ峰の左側にはチンクエ・トッリの岩塊(写真下左)を確認することもできました。

2018.7.22掲載 イタリア ドロミティ トファーナ

 2015.6.29撮影
 イタリア ドロミティ トファーナ コルティナ・ダンペッツォ周辺で最も標高が高い峰がトファーナ峰です。コルティナ・ダンペッツォの街の北側、かつて冬季オリンピックに使われたスケート競技場の直ぐ近くから出発する大型ロープウェイに乗り込み、途中標高2,500m付近の中間駅で乗り換えれば、標高3,244mトファーナ峰の直下50mの山頂駅へ一気に運び上げてくれます。 天候と高山特有の気温低下に注意すれば、スニーカーなどの軽装でも標高差2,000mを30分ほどで、誰でも容易にトファーナ峰の山頂へ登ることができます。この手軽さがドロミテ山塊の魅力であり、スイス・アルプスと違う大きな点だそうです。その頂上は比較的広く、ここから眺める標高2,989mファーネス山系(Fanes) を初め、夏でも残雪を抱く2,700m~2,900m級の連山のむき出した地層や絶壁、その引き込まれそうな峰々の雄大さは非常に美しいとガイドブックには記載されていました。
 残念ながら我々が訪れた時は頂上への登山道は閉鎖され(写真右下)ていたため、軽装での登頂はできませんでしたが、展望台からの眺めを楽しむだけでも雄大さが解りました。

2018.7.16掲載 イタリア ドロミティ チンクエ・トッリ

 2015.6.29撮影
 イタリア ドロミティ チンクエ・トッリ チンクエ・トッリ(イタリア語: Cinque Torri、5 Torriとも書く)はイタリアの山岳地帯ドロミティ東部のヌヴォラーウ山群(イタリア語: Gruppo del Nuvolau)北東部にある岩山群です。アヴェラーウの一部としてアヴェラーウのチンクエ・トッリ(イタリア語: Cinque Torri di Averau)とも呼ばれます。カタカナではチンクエトッリ、チンクエトーリ、チンクェ・トッリ、チンクエ・トッリなどの表記のバリエーションがあるようです。
チンクエ・トッリとはイタリア語で5つの塔という意味で、最も高いトッレ・グランデ(イタリア語: Torre Grande 意味:大きい塔)の標高は2,361m、他の岩山はトッレ・セコンダ(イタリア語: Torre Seconda)、テルツァ・トッレ(イタリア語: Terza Torre)、クワルタ・トッレ(イタリア語: Quarta Torre)、クゥインタ・トッレ(イタリア語: Quinta Torre)のように第2から第5の塔という名称を持っています。
 イタリアのハイカーには特に親しまれている場所の一つでした。

2018.7.9掲載 イタリア ドロミティ ラガツオイ

 2015.6.29撮影
 イタリア ドロミティ ラガツオイ ラガツオイはコルティナ・ダンペッツォの西約10kmに位置し、ファルツァレーゴ峠にある高2835mの山塊です。峠から山頂付近までロープウェイで上ることができます。 展望台(写真下右)からの景色は素晴らしく(写真上:一部です)、ここからトファーナへ上る登山道が整備されています。 ラガツオイ山及びその周辺は第一次世界大戦イタリア戦線の激戦地で、ラガツィオ山はオーストリア軍によって山岳要塞化されていたそうです。この周辺の戦闘では多数のイタリア軍兵士が亡くなったそうです。現在山の岩盤をくり抜いて作った洞窟や塹壕、トーチカなどが野外博物館として公開されています(写真下左)。またこれらを巡るラガツオイ第一次世界大戦ルートというハイキングコースもありました。 大変美しい所ですが、悲しい過去があった場所でもありました。

2018.7.2掲載 イタリア ドロミティ クリスタッロ

 2015.6.28撮影
 イタリア ドロミティ クリスタッロ モンテ・クリスタッロ(標高3321m)はコルティナ・ダンペッツォの北東に位置する山塊です(写真左下:右側の山)。山肌はとげとげしくなっており、見る角度によって形が異なり、これが同じ山かと唖然とさせられます。山の形をなしていない山塊と称している人もいました。こんな山塊にもケーブルとリフトがあり、頂上近くのカパンナ・ロレンツィ展望台まで連れていってくれます。このリフトは、トウモロコシ形の二人乗り、しかも座る場所などなく、立ったままで向かい合うのがやっとの大きさです(写真中央下)。展望台は、岩山と岩山の狭い鞍部に設けられたもので、そこに立つだけで、よくこんな所によく造っているなと思ってしまいます。この展望台からアルプスの山々が見えます。また目の前にはモンテ・クリスタッロが全く異なる山のように見えています(写真右上)。一方、展望台とは反対側になるリフト乗り場の右後方にも階段があり(写真右下:展望台より撮影)、ここを登って行くと、岩場の間からトレ・チーメを初めとする山々を見ることができます(写真左上)。

2018.6.24掲載 イタリア ドロミティ トレ・チーメ

 2015.6.28撮影
 イタリア ドロミティ トレ・チーメ ドロミティを代表する名山「トレ・チーメ」の正式名称はトレ・チーメ・ディ・ラヴァレード(Tre Cime di Lavaredo)。その名の通り三本の峰が天空に聳えるこの山塊は、ドロミテ東部に位置し、コルティナ・ダンペッツォ、またはドッビアコからアクセスできます。 コルティナからのバスは、ドロミテの真珠と呼ばれるミズリーナ湖で乗り換えます。ドロミーティの山々は、ドロマイトと呼ばれる石灰岩でできています。その岩盤が雪崩や風雨に浸食され、鋭い峰々や断崖の特異な山容となっています。トレ・チーメを一周するトレッキングコースは変化に富む絶景の連続で、360度ぐるりと風景を眺めることができます。トレ・チーメ鞍部(写真左下)を北側へ回り込むと、あの3本岩の凄い眺めが目の前に、3つの頂を真下から仰ぎ見る迫力は言葉を失います。大自然が造ったトレ・チーメの威容は、まさに世界自然遺産にふさわしい絶景です。鞍部から坂を少し下りていくと、トレチーメの撮影ポイント(写真右)、3つの峰は左からチーマ・ピッコロ(小さな峰)2857m チーマ・グランデ(大さな峰)2999m チーマ・オヴェスト(西の峰)2973mです。ここからロカテッリ小屋・ランガルム小屋を経由しトレ・チーメを1周することができます。

2018.6.18掲載 イタリア ドロミティ ミズリーナ湖

 2015.6.28撮影
 イタリア ドロミティ ミズリーナ湖 ミズリーナ湖(イタリア語: Lago di Misurina)は、イタリア北東部ドロミティの山岳地帯、カドーレ地方にある自然湖で海抜1754 mの高度にあり、周囲2.6 km、深さ5 mの湖です。宿泊地コルチナ・ダンペッツォ (イタリア語: Cortina d'Ampezzo )から国道48号線を東北東に14km行ったところにあり、行政上はベッルーノ県アウロンツォ・ディ・カドーレに属しています。湖周辺には美しい絶景が広がっているだけでなく、イタリアの中でも空気が大変綺麗な場所としても有名な場所だそうで、天気にも恵まれ本当に気持ちが良い場所でした。
 訪れた時は風もほとんどなく、ミズリーナ湖には背後の山(ソラピス山群(最高峰 3,205m))がきれいに映っていました。写真中央の黄色い建物はホテルと勘違いされることが多いそうですが、呼吸器疾患を患った子供のための療養施設だそうです。

2018.6.11掲載 イタリア ドロミティ フネスの谷

 2015.6.27撮影
 イタリア ドロミティ フネスの谷 ドロミティ地方は、ヨーロッパでは人気の高い景勝地として有名ですが、日本ではあまり知られていない場所です。従って表記もドロミテ、ドロミティ、ドロミーティ等様々なようです。イタリアアルプス東部、イタリアとオーストリア国境付近に広がる山岳地帯にあるドロミティ山塊は、2009年6月にその独特な山容、美しい自然景観、地形・地質学的価値が認められユネスコ世界自然遺産に登録されています。ドロミティは、連続的に伸びた山脈とは異なり、むしろ山塊の集まりで、巨大な城塞のような山塊は多くの渓谷により画され、島のようにそれぞれ孤立しています。何千もの伝説の中に登場する魔法のような頂きの数々、2000年前からドロミティの地に住む誇り高いラディンの人々、鋭く聳え立つ山々の頂上や岩塔、アルプスの澄んだ湖や麓に広がる緑豊かな高原など、その圧巻な景観を望めるドロミティは世界でも稀有な存在になっています。
 フネスの谷(ヴァル・ディ・フネス)はドロミティ地方の奥地に位置し、ここにはサンタ・マッダレーナ村という小さな村があります。ドロミティの自然を象徴するように緑に囲まれた風景の中にポツリと建つ教会の背景には天気が良いとガイスラー山群がそびえ立ち、その見事なコンビネーションは、ここサンタ・マッダレーナ村でしか出会うことのできない絶景です。
 この後宿泊地に向かう頃には夕立に遭遇してしまったのですが、運が良かったのか、撮影時は天気にも恵まれガイスラー山群もきれいに写っていました。

2018.6.3掲載 鹿児島県 指宿市 知林ヶ島

 2018.5.21撮影
 鹿児島県 指宿市 知林ヶ島 知林ヶ島は鹿児島湾(錦江湾)の入口付近に浮かぶ、湾内で最大の島です。指宿市本土の田良浜の沖約800 mに位置し、周囲約3 km、面積約60 ヘクタール、最高点約90 mの無人島で、島の北約320 mのところには小島あるいは知林小島と呼ばれる面積約0.2 ヘクタールの小さな島があります。指宿カルデラの外輪山の一部とされ、地質としては約10.5万年前に形成された阿多火砕流からなる溶結凝灰岩の基盤の上にシラスが載っています。 3月から10月頃にかけて、干潮時に長さ約800 mの砂州が出現し、大人の足であれば片道20分ほどで歩いて渡ることができます。砂州の出現時間は最大4時間ほどで、市の統計によれば1時間以上出現する日は年間190日、2時間以上出現する日は86日だそうです。この砂州は、台風が襲来した後には流されてしまい、しばらくの間出現しなくなることがありますが、潮流により砂が運ばれてくることにより回復するそうです。
 訪れた時は砂州が出現する時間でしたが、風が強く、砂州部分には白波がたっており、監視員からは渡らないようにと注意されました。
 ※今回も時系列を無視しました。

2018.5.28掲載 鹿児島県 姶良郡湧水町 丸池湧水

 2018.5.20撮影
 鹿児島県 姶良郡湧水町 丸池湧水 丸池(まるいけ)は、鹿児島県姶良郡湧水町木場にある湧水を堰き止めた池です。 1985年(昭和60年)霧島山麓丸池湧水として、名水百選に選定されています。霧島連山栗野岳の標高600m付近に降った雨が浸透し、滞留時間35年をかけ59,000t/日が湧水しているそうです。 1922年(大正11年)に国から払い下げを受け堤防を整備し、1963年(昭和38年)から町の水道源となり、生活用水や灌漑に使用されています。
 丸池湧水の水の硬度は、1リットルあたり平均30〜48ミリグラムとされています。PH値は7.3(中性から硬質の間)にあたり、主な成分としては炭酸水素カルシウムやカルシウムイオン、マグネシウムイオン、ナトリウムイオンなどが含まれています。水質は硬質ですが、喉ごしはさわやかでまろやかな感じの味わいです。 1日の水量は約2〜6万トンにも及び、名水の中でも豊富な水量を誇っているそうです。水温も1年中約16〜18度と安定しているため、季節を問わず多くの観光客が名水を求めて訪れているとのことでした。
 場所はJR肥薩線栗野駅のすぐ横にあり、こんな所で名水百選に選出されるとはと思う程の場所ですが、澄んだ水に吸い込まれそうな感じでした。
 ※今回も時系列を無視しました。

2018.5.22掲載 スイス ミュスタイア ザンクト・ヨハン修道院

 2015.6.27撮影
 スイス ミュスタイア ザンクト・ヨハン修道院 ドイツ語で「ミュンスター」といえば「修道院」のこと。ミュスタイアも意味は同じです。修道院を中心とする谷奥の村の名前が、谷の名前にもなっており、6つの集落がある美しい谷です。ミュスタイア谷の端、イタリア国境でもある人口約760人の小さな村がミュスタイアで、高い建物がない村で唯一目立つのが、修道院の時計塔です。村の名前のもとになったのが、8世紀にフランク王国のカール大帝の命により建造されたといわれる、この修道院です。その後ベネディクト派の修道院になり、12世紀には女子修道院となり、現在も敬虔な修道女たちが祈りをささげ、生活しているそうです。20世紀に行われた修復の最中に、9~12世紀の美しい壁画が発見され有名になりました。カロリング王朝時代につくられた修道院のモデルとして、貴重な壁画や装飾とあわせて、1983年にユネスコの世界文化遺産に登録されています。
 のどかな山間に存在し、ゆったりとした感じの村でした。

2018.5.13掲載 スイス ダボス シャッツアルプから見た景色

 2015.6.26撮影
 スイス ダボス シャッツアルプから見た景色 ダボスはトーマス・マンの『魔の山』の舞台として知られるアルプスの山間の小村ですが、空気の美しい地域として定評があり、20世紀初めには呼吸器系の療養所が設立され、ホテル産業が発展した街です。通称「ダヴォス会議」といわれる世界経済フォーラムが開催されるようになり、毎年、世界各国のセレブや政治家、オピニオン・リーダーたちが集うことで有名になっています。冬季はスキーリゾート地として知られ、欧州各地から多くのスキー客が訪れる場所でもあります。長野県上田市(旧真田町)にある菅平高原スキー場には「日本のダボス」と名づけられた場所があることで、上田市とは姉妹都市になっています。また、レーティッシュ鉄道の路線で最初に開通した区間でもあり、在来線やバスを使って、ベルニナ・エクスプレスやグレッシャー・エクスプレス(氷河特急)などの絶景鉄道ルートと組み合わせて楽しむこともできます。
 シャッツアルプは町の北西部にあり、ケーブルカーで行ける展望台で、ダボスの街並みや周囲の景色を展望することができます。

2018.5.7掲載 栃木県 栃木市 蔵の街

 2018.5.5撮影
 栃木県 栃木市 蔵の街  栃木県栃木市は江戸時代に日光例幣使街道の宿場として発展したところです。巴波川の舟運を利用した江戸との交易も盛んで、「北関東の商都」として賑わった場所です。市内には今でも往時を偲ばせる建物が多く残り、「蔵の街」として人気を集めているそうです。明治の一時期には県庁所在地だったこともあり、その名残を見つけることもできるようです。蔵が建ち並ぶ「北関東の商都」としての佇まいから、重要伝統的建造物群保存地区に選定された町並み、明治大正期の面影を残す栃木は町歩きの醍醐味を楽しめるところでした。
 巴波川にはこの時期らしく無数の鯉のぼりが川に架けられており、思いもしなかった風情を見ることができました。
※この季節にマッチした風景でしたので、再び時系列を無視して掲載しました。

2018.4.29掲載 スイス ランドバッサー峡谷 ランドバッサー橋

 2015.6.26撮影
 スイス ランドバッサー峡谷 ランドバッサー橋  ラントヴァッサー橋(ドイツ語: Landwasserviadukt)はスイスのグラウビュンデン州のランドバッサー峡谷に架けられた鉄道高架橋です。シュミッテンの南にあるラントヴァッサー峡谷にかかっており、長さは136メートル、高さは65メートルあります。1901年から1903年にかけて建設されたものです。レーティッシュ鉄道(RhB)が利用しており、氷河急行もこの橋を通過します。ランドバッサー橋は半径100メートルのカーブを描いて直接216メートルのトンネルにつながっており、トンネルの手前は絶壁になっています。橋の素材は石灰岩で、5つの20mの径間から成っています。 ラントヴァッサー橋があるアルブラ線の建設は1898年に始まり、工事は11の区間に分けて行われ、55の橋と39のトンネルが建設されています。なかでもラントヴァッサー峡谷はもっとも越えるのが難しい地点でしが、1901年5月に橋の建設が始まり、1902年10月にはすでにいくらかの列車が通過していたとのことです。1903年7月1日、アルブラ線はまだ完成していなかったが、ラントヴァッサー橋の供用が開始されたそうです。
 100年以上も前にこのような橋が造られ、現在も運行に利用されているとは驚嘆するだけです。

2018.4.23掲載 茨城県 ひたちなか市 国営ひたち海浜公園・みはらしエリア

 2018.4.21撮影
 茨城県 ひたちなか市 国営ひたち海浜公園・みはらしエリア 国営ひたち海浜公園は、茨城県ひたちなか市の太平洋岸にあり、春のネモフィラ、スイセン、チューリップ、初夏にはポピーやバラ、夏のジニア、ヒマワリ、秋にはコキア、コスモス、冬のアイスチューリップなど、彩り豊な花々が四季を通じて楽しめる場所です。また、海抜100mからの眺望を楽しめる大観覧車をはじめ、28種類のアトラクションが揃う遊園地「プレジャーガーデン」や、林間アスレチック広場、バーベキュー広場など、食事・スポーツ・ピクニック・・・遊び方は十人十色で思い思いの時間を過ごすことができる場所です。
 今年はゴールデンウィークに見頃を迎えるネモフィラが、2週間程早く見頃を迎えてしまうというニュースで誘われてしまい、ついつい見に行ってしまいました。菜の花畑の奥に広がるネモフィラ畑の青い草原は圧巻でしたが、訪れている人の多さも尋常ではありませんでした。
※折角撮影したので、早く御裾分けしたく、時系列を無視して掲載しました。

2018.4.14掲載 スイス フルカ フルカ山岳蒸気鉄道・ローヌ氷河

 2015.6.26撮影
 スイス フルカ フルカ山岳蒸気鉄道・ローヌ氷河 ローヌ氷河はフルカ峠とグリムゼル峠に挟まれた谷に流れる氷河です。ヴァレー地方からレマン湖を経由してフランスへと流れ込む全長812キロメートルの大河「ローヌ川」の源流でもあります。 約150年前に、フルカ峠の道が近代的に舗装されて以来、多くの観光客がこの雄大な氷河観光に訪れました。人気の絶景パノラマ鉄道ルート氷河急行(Glacier Express)は、新フルカトンネルが開通するまで、この氷河のそばを通過していたことからその名がついています。現在の路線ではトンネルを通過するので、車窓からは氷河が見えませんが、レアルプ=グレッチ間の旧路線を復活させた「フルカ山岳蒸気鉄道」に乗車すれば、かつての旅人のように車窓からローヌ氷河(写真右)をみることができます。 近年、かなりの氷河が溶けており、1年で約30〜40メートルほど後退しているそうで、昔の勇壮は見ることができませんでした。

2018.4.9掲載 スイス レアルプ フルカ山岳蒸気鉄道

 2015.6.26撮影
 スイス レアルプ フルカ山岳蒸気鉄道 フルカ山岳蒸気鉄道(独 DFB: Dampfbahn Furka-Bergstrecke)は、レアルプ(スイス ウーリ州)とオーバーヴァルト(ヴァレー州)の区間を路線に持つ鉄道会社です。標高2431mのフルカ峠を越え、ローヌ氷河の近くを通過します。 ツェルマットとサン・モリッツを結ぶ氷河急行(Glacier Express)がこのルートを通っていましたが、新フルカトンネルの完成(1982年)により廃線になった後、ボランティアによる復旧活動で復活した路線です。夏の間、蒸気機関車(一部ディーゼル機関車)で運行しています。 2000年夏からレアルプ~グレッチ間で蒸気機関車での特別運行が始まり、2010年にレアルプ~オーバーヴァルトの全線が開通しており、スイス内外から観光客と鉄道ファンを引き寄せています。

2018.4.1掲載 スイス エッギスホルン 展望台から見たアレッチ氷河

 2015.6.25撮影
 スイス エッギスホルン 展望台から見たアレッチ氷河 エッギスホルンの展望台は氷河特急ルートの路線上にあるフィーシュ(グリムゼル峠やフルカ峠を越えて多くの旅人が訪れたゴムス地方の端にあたり、フィーシャータール(フィーシュ谷)の入口でもある山間の村)からフィーシャーアルプを経由してロープウェイで訪れることができる場所です。展望台からは世界遺産でもある雄大なアレッチ氷河(写真中央の氷河)や、ローヌ谷をはさんで広がるヴァレー(ヴァリス)アルプスの連山を見渡すことができ、絶景ハイキングを楽しむ人でにぎわっている場所です。
 訪れた時はユングフラウ三山の頂上付近には雲が架かってしまっていました(写真中央)が、その後、ユングフラウとメンヒは雲間から頂上付近を確認することができました。また、ユングフラウヨッホのスフィンクス展望台(写真中央:小さな黒い三角部分)はアレッチ氷河の先に確認することができました(写真右下)。

2018.3.26掲載 スイス ゴルナーグラート/ローテンボーデン

 2015.6.25撮影
 スイス ゴルナーグラート/ローテンボーデン 2018.3.4掲載時に述べましたがゴルナーグラート展望台はゴルナーグラート山稜にある展望台。ここではゴルナー氷河(写真左)、フィンデルン氷河、スイス最高峰のデュフール峰を抱くモンテ・ローザ(写真左:最左端の山)から名峰マッターホルンまで4000m級の山々が連なる絶景を満喫できます。ゴルナーグラート鉄道でここから1駅下った駅がローテンボーデンです。ここからは次の駅リッフェルベルクを目指すハイキングコースはハイライトと呼べるところです。目の前にあるリッフェルホルン(写真右:左の岩山)ベルクを目指してスタートとすると直ぐにリッフェルゼー(写真右の湖)が見えてきます。この湖も逆さマッターホルンが見える湖として有名な場所です。
 この日も天気に恵まれ、湖に映るマッターホルンを見ることができました。

2018.3.18掲載 スイス グリンジゼー/ライゼー 逆さマッターホルン

 2015.6.24撮影
 スイス グリンジゼー/ライゼー 逆さマッターホルン ツェルマットから東側にあるスネガ・パラダイスからゴンドラ/ロープウェイで行けるロートホルン・パラダイスの展望台からはヴァリスアルプスの山並みとフィンデルン氷河の雄大な風景を一緒に楽しむことができます。ここからスネガ・パラダイスまで下るハイキングコースはその中身の濃さから折り紙付きのコースです。途中、シュテリゼー、グリンジゼー、グリュンゼー、モージーゼー、ライゼーという5つの湖を経由しながらマッターホルンを眺め、草原を歩くのは、自然を満喫できるだけでなく、心をリフレッシュさせることができます。特にグリンジゼー、ライゼーは天気が良ければ逆さマッターホルンを見ることができる絶好のポイントでもあります。
 この日は天気には恵まれましたが、多少風があり、きれいな逆さマッターホルンとはいきませんでしたが、湖に映るマッターホルンを見ることができました。

2018.3.11掲載 スイス クライン・マッターホルン 展望台から見たマッターホルン

 2015.6.24撮影
 スイス クライン・マッターホルン 展望台から見たマッターホルン クライン・マッターホルン(小さなマッターホルン)は、前回掲載の写真でわかりますように、マッターホルンの東側にあります尖った小峰です。ツェルマットからわずか30分程で頂上に立つことができるヨーロッパ最高地点にある展望台です。天気が良ければ、アルプスの最高峰モン・ブランやユングフラウ、メンヒ等多くの山々を望むことができます。しかし、何といっても素晴らしいのは普段写真等で見るマッターホルンとは異なる姿(一見しただけではマッターホルンと気がつかない?)を見ることができることです。
 今回3度目の挑戦で初めてここからの絶景を見ることができました。前2回、展望台は雲の中状態で展望台にある十字架しか見ることができなかったことを思うとさらに格別な眺めに感じました。

2018.3.4掲載 スイス ゴルナーグラート 展望台から見たマッターホルン/クライン・マッターホルン

 2015.6.24撮影
 スイス ゴルナーグラート 展望台から見たマッターホルン/クライン・マッターホルン ゴルナーグラート(ドイツ語:Gornergrat)は、スイスのペンニネ・アルプスにあり、スイス・ヴァレー州のツェルマットから約3km東に位置しています。最高点の標高は3,130m。ゴルナー氷河とフィンデル氷河に挟まれ、モンテ・ローザ、リスカム、マッターホルン、ドム、ヴァイスホルンなどの多数の4,000m級の山々を眺めることができます。 1898年に開業したゴルナーグラート鉄道の終着駅が設けられており、標高3,089mに位置するこの駅と始発のツェルマット駅(標高1,604m)との標高差は約1,500mにもなります。 駅近くの尾根の南西端には、展望台とホテル(ホテル・ベルベデーレとして1896年に開業後、1897年から1907年にかけて現在のクルムホテル・ゴルナーグラート(en)が建設されたそうです)があります。
 また、写真左端の三角形の黒い山がクライン・マッターホルン(小さなマッターホルン)です。標高3890mで山頂が展望台になっており、ゴンドラ/ロープウェイで簡単に行くことができます。天気が良ければ間近に見えるマッターホルンを、よく見るマッターホルンの写真とは異なる角度から見ることができます。

2018.2.25掲載 スイス ツェルマット 宿泊ホテルから見たマッターホルン

 2015.6.23/24撮影
 スイス ツェルマット 宿泊ホテルから見たマッターホルン ツェルマット(標準ドイツ語:Zermatt、スイス方言(アレマン語):Zärmat)は、スイス、ヴァレー州のマッターホルン山麓にある基礎自治体(アインヴォーナー・ゲマインデ)です。 スイス最高峰の麓に広がる、標高1,620 m (5,310 ft)のマッタータル溪谷の最上流部に位置します。 スイス・アルプスの登山口やスキー場として知られており、19世紀中頃までは農村であったが、1865年のマッターホルン初登頂を契機に周辺の山々への登山ブームが起きると、多くの観光施設が建設されました。人口は6000人弱で、地域経済のほとんどは、観光業に依存しており、雇用の約半数がホテルまたはレストラン関係で占められています。
 マッターホルンは到着した夜は多少雲が架かっていましたが、翌朝はきれいに見えていました。

2018.2.18掲載 フランス モンタンヴェール メール・ド・グラス氷河 氷河トンネル

 2015.6.23撮影
 フランス モンタンヴェール メール・ド・グラス氷河 氷河トンネル モンタンヴェール (フランス語: Montenvers) は、フランスのオート=サヴォワ地方、モン・ブラン山群の谷間を縫って横たわるメール・ド・グラス氷河(Mer de Glace:氷の海)とその源にあたるグランド・ジョラスの雄大な景色を望むことができる場所で、シャモニーから赤い登山電車に約20分乗車することで到着する終着駅のある地です。メール・ド・グラス氷河(写真右上)はモン・ブラン北壁にある長さ7km、深さ200mの氷河で、標高2,400mの地点にて3本の氷河が合流し、メール・ド・グラース氷河となっています。下端は標高1,400m、主な流路方向は北北西、流速はおおよそ年速90m。かつてはモン・ブランから見ることができたそうですが、氷河の後退により、現在では見ることができなくなっています。
 赤い登山電車を終着駅モンタンヴェールで降りると、すぐ横に展望台があり氷河を望むことができます。氷河は駅の眼下まで広がっており、ゴンドラリフトや階段を利用し、氷の海に降りることができます。降り立った場所(写真左)には氷河トンネルがあり、氷河の内部(写真右下)を覗くことができます。
 氷河の後退の影響か、氷河の表面は黒い色がめだちますが、内部は神秘的な青白さを堪能することができました。

2018.2.11掲載 スイス シルトホルン

 2015.6.22撮影
 スイス シルトホルン シルトホルン (ドイツ語: Schilthorn) は、スイス、ベルン州のベルナーオーバーラント地方にある山です。標高は2,970mあり、ロープウェイは1967年に山頂まで開通しています。山頂からユングフラウ三山(アイガー、メンヒ、ユングフラウ)をはじめ、200を越える峰々の大パノラマが広がります。さらに、遠くドイツの黒い森(シュヴァルツヴァルト)やフランスのヴォージュ山脈まで見渡すことができるようです。 山頂には回転レストラン「ピッツグロリア」(写真左)があります。このレストランは、アクション映画007シリーズの第6作、「女王陛下の007」のロケ地となった場所で有名です。前回訪問時は気づかなかったのですが記念の展示室ができていました。また、建物自体が太陽光発電の力でゆっくり回転するので、席に座ったまま360°の景観を楽しむことができます。
 ロープウェイの乗り継ぎ駅となるビルク(Birg)(写真右)は駅に隣接して展望台と2011年末に改修されたモダンなレストランがあります。 シルトホルンよりもひとつ下の駅ですが、アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山やブライトホルン、眼下に広がるラウターブルンネン谷が間近に迫ってみえます。美しい山上湖グラウゼーリやシルトタール(シルト谷)、セフィネンタール(セフィネン谷)へ向かう絶景ハイキングコースの拠点としても人気のスポットだそうです。 2014年8月には、垂直に切り立った絶壁から空中にせりだした形で設置された新しい展望デッキ「スカイライン・ウォークSkyline Walk」が誕生しています。写真では分かりづらいですが、展望台のウッドテラスとつながり、まさに空中に浮かんでいるようなデザインのデッキです。ガラスとスチールをメインにしており、足下は鉄格子となっているので、下がみえてスリル満点、遮るもののない開放感あふれる展望デッキからは、目の前に迫る山々をはじめダイナミックなパノラマビューを楽しむことができるようです。残念ながら、今回はビルクの展望デッキには立ち寄りませんでした。

2018.2.4掲載 スイス アルメントフーベルから見たユングフラウ三山

 2015.6.22撮影
 スイス アルメントフーベルから見たユングフラウ三山 アルメントフーベルは、スイス、ベルン州、ベルナーオーバーラント地方にある標高1907mの展望地で、アイガー、メンヒ、ユングフラウのユングフラウ三山をはじめとするベルナーアルプスを望むことができます。 麓の村、ミューレンからアルメントフーベル・ケーブルカーで上がることができます。アルメントフーベルは、ミューレン・シルトホルン地域におけるハイキングのスタート地点にもなっています。中でも人気のブルーメンタール(花の谷)パノラマトレイルは、アルメントフーベルをスタート地点として、ズッペンアルプ経由、ミューレンまで歩く約1時間の一般向きコースで、周囲の風景やお花畑を楽しみながら散策することができます。
 前回訪れた時は雨の中でのハイキングでしたが、今回はまずまずの天気の中をハイキングすることができました。

2018.1.28掲載 スイス ユングフラウヨッホから見たアレッチ氷河

 2015.6.22撮影
 スイス ユングフラウヨッホから見たアレッチ氷河 アレッチ氷河(アレッチひょうが)は、スイス・ヴァレー州にあるアルプス山脈最大の氷河です。ユーラシア大陸の西半分で最大を誇る氷河だそうです。北はユングフラウに、南はマッサ川の峡谷群を経由してローヌ川に、東はメルジェレン湖 (Märjelensee) に、西はアレッチホルンにそれぞれ囲まれています。氷河の長さは23.6km(2001年12月)に及び、面積は117.6km2(国際自然保護連合の資料では128km2)、水の総重量は270億トンと云われています。 その中心部は年180 - 200mのスピードで現在も前進しているそうです。ユングフラウヨッホから見えるのはユングフラウの東の山腹とメンヒの南の山腹から発しているユングフラウフィルン (Jungfraufirn)と呼ばれる地域と本流部分であるメンヒの東とフィーシャーホルン (Fiescherhorn) の南西の山腹にあたる地域で、エーヴィッヒシュネーフェルト(Ewigschneefeld,「万年雪の野」)を生み出しています。長さ8km、幅1.2kmのこの万年雪は、グリュンホルン (Grünhorn) の西の稜線沿いに下っています。
 いつ見ても圧倒される氷河でした。

2018.1.21掲載 スイス クライネ・シャイデックから見たユングフラウヨッホのスフィンクス展望台

 2015.6.22撮影
 スイス クライネ・シャイデックから見たユングフラウヨッホのスフィンクス展望台 クライネ・シャイデック(Kleine Scheidegg)はユングフラウ登山に際して、ラウターブルンネン経由の西回り・グリンデルヴァルト経由の東回りルートの登山列車が合流する「小さな峠」(クライネ・シャイデックの語源)です。ユングフラウヨッホ(Jungfraujoch)を目指すユングフラウ鉄道の駅があり、線路はアイガー山、メンヒ山の内部を通ってユングフラウヨッホの地下にある駅(標高3454m)まで登ります。ユングフラウヨッホは観光マーケティング上のブランド名として、「トップ・オブ・ヨーロッパ Top of Europe」という名称を使用し、世界中から年間70万人近くの観光客が訪れています。また、歴史も古く、 2012年にはユングフラウ鉄道全線開通100周年を迎えています。
ユングフラウヨッホ は、スイス、ベルナーオーバーラント地方の山、ユングフラウとメンヒを結ぶ稜線の鞍部に位置する地名で、標高は3466mあります。ベルン州とヴァレー州の境にあり、「スイスアルプス ユングフラウ - アレッチ」として世界遺産に登録されているエリアになっています。
スフィンクス展望台はユングフラウヨッホに建てられた展望台で、高速エレベーターで標高3571mに展望台が設けられており、スイスアルプス最大、最長のアレッチ氷河をはじめ、ベルナーアルプス、ヴァレーアルプスなどの眺望が広がります。また、内部にはレストランやアイスパレス等があり、観光施設としても楽しめる場所になっています。

2018.1.14掲載 スイス グリンデルワルド 朝日を浴びたアイガー

 2015.6.22撮影
 スイス グリンデルワルド 朝日を浴びたアイガー グリンデルワルド(Grindelwald)は、スイス・アルプスにあるベルン州山岳地方(ベルナー・オーバーラント)の村で、インターラーケンとともにベルナーオーバーラント地方の観光の拠点となっている場所です。人口は約4,000人で、ユネスコ世界遺産に登録されているユングフラウ~アレッチ~ビエッチホルン地域への観光や、登山・トレッキングの拠点として、夏はハイキング・トレッキング目的の観光客、冬はヨーロッパ人のスキー客でにぎわいます。村はアイガーの麓に位置し、氷河の他にも雄大なアルプスの花畑(冬はスキー場)を展望することもできます。
 アイガー (Eiger) は、ベルナーアルプスの一峰でスイスを代表する山で標高は3,970m。ユングフラウ、メンヒと並び、いわゆるユングフラウ三山の1つです。アイガー北壁は高さ1,800mの岩壁で、グランドジョラスの北壁、マッターホルン北壁とともに、困難な三大ルートの1つとして知られ、アルプスの三大北壁と呼ばれています。
 いつもながら、朝日を浴びたアイガーは美しいですが、前日、雪が降ったおかげで、珍しく白い壁を見ることができました。

2018.1.7掲載 スイス ロートホルンから見たブリエンツ湖

 2015.6.21撮影
 スイス ロートホルンから見たブリエンツ湖 ロートホルン(正式にはブリエンツ・ロートホルン (Brienzer Rothorn)) は、ルツェルン州、ベルン州、オプヴァルデン準州の境界にあるスイス・アルプスの山です。標高2,350mのロートホルンは、ブリューニック峠 (1,008 m) の西で最も高い山で、南側には、ブリエンツ湖が見渡せます(写真)。 山には、ブリエンツ・ロートホルン鉄道(蒸気機関車)によってブリエンツから行くことができ、山頂駅はベルン州側の2,244mに位置しています。また、フリューリからも頂上近くまでケーブルカーでアクセスできます。
 この地は数回訪れているのですが、いつも天気に恵まれず、山頂付近から湖がきれいに見えることはなかったのですが、やっと見ることができました。

2018.1.1掲載 スイス エンゲルベルク トリュブゼー

 2015.6.21撮影
 スイス エンゲルベルク トリュブゼー エンゲルベルク(Engelberg)はスイス連邦オプヴァルデン準州の基礎自治体で、スイス中央部の代表的な山岳リゾート地で、12世紀創建のベネディクト派修道院を中心に発展しています。エンゲルベルグの地名は、ドイツ語で「天使の山」を意味するそうです。夏はティトリス山観光とハイキング、冬はスキーを中心に、世界各国からの観光客や滞在客で賑わいを見せる場所です。 エンゲルベルグの南に位置するティトリス山の山頂には、一年中万年雪と氷河が広がっています。麓のエンゲルベルグから、ティトリス山頂付近のクライン・ティトリス駅まで、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで上がることができます。最終区間となるシュタント~クライン・ティトリス間は、世界初の回転空中ケーブル、「ロッテール Rotair」が運行しています。クライン・ティトリス駅にはレストランや展望テラスに加え、氷河洞窟、グレッシャーパークなどの観光設備が整っています。 中間駅トリュプゼー付近にある山上湖(写真)周辺には、多彩なハイキングコースが整っています。
 訪れた時はあいにくの雨でティトリスでは周囲の景色を堪能することはできませんでしたが、湖の周囲をハイキングで楽しみました。